ホーム
サイトマップ
最新情報
新月史
カフェ・オリオン
日々の出来事
作品紹介
                   
新月
ライブ
BOX 赤い目の鏡 科学の夜 光るさざ波 動物界の知嚢 metagaia 文学ノススメ
 
新月  
  新月

新月/新月 New Moon/Shingetsu

発売年 1979年 (CDは1989年にMADE IN JAPAN、1994年BELLE ANTIQUEから発売)
発売元 VICTOR
販売元 VICTOR

新月のファーストアルバム。楽曲の正式な録音物はこの一枚しかない。
当時のレパートリーの中から半分を選び、残りの半分を新しく作った。

01 鬼 (詩・曲/花本彰)
02 朝の向こう側 (詩・曲/津田治彦)
03 発熱の街角 (詩・曲/北山真)
04 雨上がりの昼下がり (詩/北山真 曲/花本彰)
05 白唇 (詩/津田治彦 曲/津田治彦・花本彰)
06 魔笛"冷凍" (曲/北山真 発想/伊野万太)
07 科学の夜 (詩/北山真 曲/花本彰)
08 せめて今宵は (詩/北山真 曲/花本彰)

TOP 

   
  ライブ Shingetsu Live 25.26 july 1979,ABC kaikan hall Tokyo/新●月

発売年 2004年
発売元 POSEIDON
販売元 POSEIDON MUSEA

ファーストアルバム発売記念ライブの模様を記録したオープンリールテープ
のカセットおこしを発見し、曲順を組み直して発表したもの。

01 鬼 (詩・曲/花本彰)
02 白唇 (詩/津田治彦 曲/津田治彦・花本彰)
03 朝の向こう側 (詩・曲/津田治彦)
04 発熱の街角 (詩・曲/北山真)
05 雨上がりの昼下がり (詩/北山真 曲/花本彰)
06 少女は帰れない (詩・曲/花本彰)
07 科学の夜 (詩/北山真 曲/花本彰)
08 赤い目の鏡 (詩/花本彰 曲/津田治彦)
09 殺意への船出Part2 (詩/北山真 曲/花本彰)
10 せめて今宵は (詩/北山真 曲/花本彰)

TOP 

   
  BOX 新●月●全●史 The Whole Story of Shingetsu 1976-1982
(5CD+1DVD)

発売年 2005年
発売元 MARQUEE
販売元 AVALON

ファーストアルバムのリマスター盤を中心に、未発表曲やプロモーション
映像などをあわせて6枚の盤に詰め込んだ、新月ミュージックの集大成。

※「新●月●全●史」ブックレットの文章欠落のお詫びと訂正

TOP 

   
  新月 DISC 1

01 鬼 (詩・曲/花本彰)

花本:新月の代表曲とされているこの曲の、予想を大きく上回る評 価の声を耳にする時、僕はなにかとんでもないことをしてしま ったような感覚に襲われる。どうもこの曲には、楽曲の出来 不出来を超えたある部分に、違う世界と行き来するためのフッ クがついてしまったようなのだ。僕はこの曲への評価は歌詞 やメロディーというより、聞いた人が「見た」「見てしまった 」光景への評価ではないかと思っている。しかしこの曲の作曲過程はほとんど覚えていない。鬼とは何だろう。僕も未だにわからない。

02 朝の向こう側 (詩・曲/津田治彦)

津田:この曲は、新月のなかでは暗い部分が無いまっとうな曲に聞こえる。世界観としは、C.S.ルイスのナルニア国物語のようなものだろう。そこには鏡のような倒立像があるとすれば、この曲は私たちのリアルライフへ最大限の皮肉を込めて歌っているのかもしれない。

03 発熱の街角 (詩・曲/北山真)

北山:それまで曲を作るのに2時間以上かけないのが身上だったのだが、この曲には2日かかった。歌詞はそのころ(というよりセレナーデ時代あたりか?)多少傾倒していたシュールリアリ ズムの雰囲気を持たせている。「カフェの椅子…」の部分は「風の椅子…」とも考え、こちらのほうが新月的なのだろうが、アルバム内の役割分担を守るため「カフェ」を採用した。曲は当時としても古さを感じる「逆回転」から始まる。このアイディアは私だったか花本だったかは定かでないが、ホワイ トアルバムを嗜好していた私にとっては歓迎すべきものだった 。マーチ的アレンジ、とりわけバッキングが秀逸である。津田のギターも珍しくストレートで気に入っているのだが、唯一今でも解せないのが、この間奏でバックがなぜか水を打ったようにことごとく逃げ出してしまう所である。
もうひとつ理解に苦しむのがエンディングで、シンフォニーのエンディングのパロディであるピッコロのグリッサンドまでは素晴らしいのだが、ほんとうの最後に来る「ドットド」である。 これは私の原曲にあったということになっているがいまでも信じがたい。まあ、いわゆる若気の至りということになるのだろうか(すでに若くはなかったが)。

04 雨上がりの昼下がり (詩/北山真 曲/花本彰)

花本:やはり演奏のうまいやつの功罪というものは、ちゃんとあるのだなと思ったのがこの曲のイントロだ。最初のギターストロークは初期のデビット・ボウイのような 、あるいは北山のようなヘタウマ(失礼)なアコースティックギターがガサガサ鳴っているイメージだったのだが、津田の手にかかると透明感なるものが出てくる。ロックの猥雑な部分が抜け落ちていくのだ。間奏の印象的なサックスはディレクターの森村くん自らが吹いている。

05 白唇 (詩/津田治彦 曲/津田治彦・花本彰)

花本:この曲はベースを聞くためにあると言っても過言ではない。鈴木くんのメロディーメイカーとしての才能が如何なく発揮 された作品だ。また、楽曲を主旋律とコードの組み合わせでハーモナイズするのではなく、複数の旋律の集合によって形作るという新月的手法が、この曲では最も効果をあげている。
  「新月」の多くの曲は上述の理由によって、主旋律の下に併走するメロディックな対旋律を持っているわけだが、例えばこの曲のサビのようにふたつのメロディの組み合わせだけでハーモニーの骨格が出来上がると、あとが非常に楽ちんで、たとえば二回目のサ ビの最後のように、ヴォーカルとチェロ(メロトロン)のみに音が削ぎ落とされても、それだけで曲として成立するわけだ。
  そしてこの曲のもうひとつの聞き所はなんといっても津田のギターアンサンブルだろう。彼はガットギター、スチールギター、エレキギターと幾重にも重ねて録り、それらを最終段階で微妙にブレンドしている。耳を済ませば、その音色変化も楽しむことが出来ると思う。

06 魔笛"冷凍" (曲/北山真 発想/伊野万太)

北山:この曲はインカ帝国の「春の館(だったと思う)」に挿入さ れたもので、ゆえにタイトルと発想は団長であり劇作家の伊野万太氏による。なぜこの曲が新月のファーストに入ることになったかには諸説あるが、曲自体よりなんといってもこのタイト ルによるところが大きいだろう。言葉のイメージがまさに新月にぴったりということで、一時はアルバムタイトルを「冷凍」にしよう、というアイディアもあって花本によるジャケットの原画も製作された。録音されたのは1979年。それまで単音しか出ないものと思っていたシンセサイザーにポリフォニックというものが登場して間もない頃だ。そして国内で初めて(たぶん)プログレにシークエンサーが使われたのがこの「冷凍」だった。小久保氏が操る巨大なシンセから低音が自動的に(まさに機械的に)流れ出したときのわれわれの驚きを察して欲しい。

07 科学の夜 (詩/北山真 曲/花本彰)

津田:北山の歌詞は、物語に徹しているようだが、やはりこの現実の鏡像になっている。
映画"Matrix"の20年前に同じコンセプトを提示していたのかもしれない。
花本:構造的には、動・静・動というオーソドックスなスタイ ル。最初のモチーフと中間部のモチーフが最後に合体して新た なメロディーになるという方法は、曲に統一感を持たせるために当時の僕が好んで使った手法のひとつだ。また一曲中のメロディーラインを一本の繋がった線として捉え、その稜線をヴォーカルパートとインストパートに切り分けるというやり方も曲作りの上では特徴的だった。
僕が渡したメロディーテープを聞きながら北山が詩をつけたわけだが、出来上がったものを聞いてみると自分がインスト部分だと思っていたところにヴ ォーカルが入っていてびっくりしたのを覚えている。

08 せめて今宵は (詩/北山真 曲/花本彰)

高津(Serenade):私のフェイバリットソングであるこの曲は「科学の夜」を受けて演奏される曲であり、単独で語られるべきものではないかもしれない。しかし、「新月はこの曲のために存在した」と言いきれるほどのポジションを、私の中に占めている。私の記憶によれば、発表当初はイントロなしで「ああー」と始まる曲だったが、妙なるイントロを得て、えも言われぬ美しい、綾織りのような曲に仕上がった。
  新月が冬の時代に向かいかけた頃、私はこの曲を自分のバン ドのレパートリーにしよう、と本気で考えたものだった。おそらく新月というバンドは、この先数十年を「鬼」と共に語られていく事であろうが、もし百年後にも忘れ去られる事がなかったとすれば、それはこの曲「せめて今宵は」が歌い継がれてゆく事によってではないか、と秘かに私は思っている。

TOP

 
   
  遠き星より DISC 2

01 生と死 (曲/新月)

花本:新月にあるまじき(笑)譜面なし一発録りの曲。鈴木くんは金属の棒でベースを打弦して演奏している。彼もまた、はみ出ることをよしとする天才のひとりだ。個々の生死を超えた、いのちの大きな流れを表現したかったのだが。

02 赤い目の鏡 (詩/花本彰 曲/津田治彦)

津田:自己確認の話?その自己とは何なのか、はっきり言える存在はいるのか?東へと向かう意図はどこから来るのか?これは、最近になって遺伝子の物語なのではないかと思うようになった。
花本: 津田のメロディーが先にあった ことは確かだ。曲を聞いた瞬間に中近東の砂漠の光景がはっきりと迫って来た。つまり僕としては見えたものを誇張して書き写せばよかっ たわけだ。曲はどこを切っても津田。彼のメロディーメイカーとしての才能に脱帽した曲のひとつだ。 今回のテイクでは北山がヴォーカルをとっている。旅人がストイックな求道者にみえてくるから不思議だ。

03 殺意への船出パート1 (詩/北山真 曲/花本彰)

花本:これは「セレナーデ」の、それまた前身バンドである「OUT OF CONTROL」時代、つまり1972、3年に作った曲である。「夜、海、星空を越えて」という フレーズで始まる北山の歌詩を今読み返し、他の作品と読み比べてみると、なるほど一つの世界観に貫かれている。物の見方が30年以上もブレないというのは、尊敬に価することだ。今回、リフの部分を新しく作り直したおかげで静謐な空気が流れるようになった。齢を重ねることが良い方向に出た希有な例かもしれない。

04 殺意への船出パート2 (詩/北山真 曲/花本彰)

花本:新月の代表曲ともいえるこの大曲を新録音するには、かなりの勇気が必要だった。バンドのアンサンブルは昔のテイクにかなうわけがないからである。それでもあえてそうしたのは、この曲にもう一度この時代を生きるチャンスを与えたかったからだ。「鬼」が地(球)とすれば「殺意」は天(球)であり、本当に不思議なことだが、この二曲は僕の中で分ちがたく結びついている。

05 島へ帰ろう (詩/北山真 曲/花本彰)

花本:この曲は「せめて今宵は」と同時期のものだ。もちろん「青い影」を意識して書いたものだが、今回の録音でやっと念願が叶い、思う存分オルガンを弾けることとなった。この曲のためにレスリースピーカーまで買ったのだから世話はない。

06 鼓星 (曲/津田治彦・花本彰)

花本:不思議ついでにこれ。この曲は1979年のアルバムレコーディング前後に録音されたものだ。津田とふたりきりでの完全な即興演奏にもかかわらず、まるで譜面をなぞっているかのように完成されている。しかも演奏した直後に津田はドラム、僕はオルガンに持ち替えてオーバーダブを試みたのだが、これまた全てがぴたりとはまっている。ただただ唖然とするばかりだ。この曲を本当につくったのは誰なのだろう。

TOP

 
   
  box3 DISC 3

01 寸劇「タケシ」 (父:時任顕示 母:よひら青子 タケシ:松尾佳子)

花本:ライブの時「不意の旅立ち」の前に流していた会話テープのグレードアップ版。
最初は僕が父親役でおしゃべりをするテープを流していたが、それはあんまりだろうということで、劇団インカ帝国の時任、よひら両氏に僕が住んでいた公団住宅にお越しねがい、録音させてもらった後期バージョンである。今回、子供の台詞部分のちゃんとしたテープが見つからなかったため、「母をたずねて三千里」のマルコ役、松尾さんにお願いして録り直した。タケシはマルコだっ
た???

02 不意の旅立ち (詩・曲/花本彰 スタジオデモ)

花本:アルバム録音のシミュレーションのために録ったスタジオデモ。 聞きどころはなんといってもビート感あふれるリズム隊だ。新月としてはめずらしく、朝が似合う曲だ。この曲は僕が自然気胸を患って郷里の尾道に帰っていた時、津田から「どうせ暇なんだから曲を作ってこい」と命令されて書いたもの。潮の香りがすこしすると思う。

03 島へ帰ろう (レゲエバージョン)

花本:南方系アレンジ版である。今この原稿を書いていてふと感じたのだが、この歌詞の主人公もまだ島には行けてないのではなかろうか。このアレンジは、行ったらこんなんなっちゃいましたバージョンかもしれない。

04 赤い目の鏡 (ベーシック/ロックウェルバージョン)

花本:これは次のアルバム用にロックウェルスタジオでレコーディングされたベーシックトラックだ。制作予算の折り合いがつかず、セカンドアルバム制作は中止。このテープは行き場を失ったまま、この26年間を過ごしたわけだ。

05 チューニング

花本:みんなの気持ちがひとつになるのは、正にこの瞬間だ。

06 白唇 (スタジオデモ)

花本:当時は多重録音(今は多重という概念さえないが)できる機材は非常に高く、僕たちの身分では4トラックのデッキぐらいしか買えなかった。新月のように音を沢山重ねて音楽をつくるバンドの場合、そのシミュレーションはこのデモのように一、二回オーバーダビングし、後は頭で想像するしかなかった。本番で時間がかかってしまうわけだ。

07 科学の夜 (原曲リハ)

北山:まだ歌詞がなく、ラララで歌っている。ただし題名はしっかりあった。花本が時々やる、曲とともに題名も付けてしまうというパターンである。作詞するほうは、新春歌会始でお題をもらってやるようなもので、やりやすいようなやりにくいような。まだみんなが手探り状態で演奏している中、シズオの自信に満ちたフレーズが冴え渡る。

08 せめて今宵は (スタジオデモ)

花本:この曲は基本的にピアノバックを想定した曲なので当初はこのデモのようにアコースティックピアノをがんがん弾こうと考えていた。ところが試しにフェンダーのエレピで弾いてみたところ、これまたしっくりとおさまってしまったために、僕は大いに悩んだ。結局は津田方式を採用。両方入れてブレンドしたのだ。

09 ベースパートの練習

花本:大変めずらしいベースの個人練習風景。こうした水面下の苦労があってこその新月なんだなと感激し、彼の許可を得て入れることにした。

10 鬼 (スタジオデモ)

花本:デモも本番もこれほど変わらない曲もめずらしい。すみません。しかし細部を聞き込むと本番がここからいかに進化しているかがわかるはずだ。 

11 殺意への船出パート2(スタジオデモ)

花本:録音のいいデモと演奏のいいリハ、どちらを入れるかさんざん迷ったが録音のいい方にした。

TOP

 
   
  box4 DISC 4

HAL

01 ボーデンハウゼン (曲/鎌田洋一)
02 トリプレット・カラーズ (曲/HAL) 
03 悲しみの星〜魔神カルナデスの追憶 (曲/鎌田洋一)
04 オープン ・ビフォー・ノック (曲/鎌田洋一) 

HALとは(各曲の解説ではなくバンドとして解説しようと思う) 津田治彦

1970年に高校の1年だった私は、非常に変わった性格や才能のあるクラスメートに恵まれていた。
ひどく歪みながら早熟な彼らは、マルクスから始まり果てはマルキ・ド・サドや19世紀末から20世紀初頭にかけての幻想小説と言われるものに耽溺している者が多かった。
その頃はパソコンもゲームも無かったので、体育会系でない私たちには、音楽を漁ったり妄想にふける時間が嫌と言うほどあった。
こんな教室は今思えば異様なもので、まるで次元が歪んでいるような、正気と狂気が同居するような雰囲気を醸し、また私はそれを眺めるのが好きだった。

そのなかでも、ひと際狂気を放ち、音楽の才能や趣味も近い鎌田君という友人がいたが、この友人はへらへらと笑いながらELPのレコードを2.3回聞いただけでエマーソンと同じことをピアノで弾き出す人間だった。
当然、半分狂人扱いだったので精神科に通わされ、処方される向精神薬のせいなのか本人の素養だったのか、妄想がひどくなり高校2年の半ばで退学してしまった。

私と彼との友人関係では、そんなことはネガティブなことではなく、これ幸いと放課後は頻繁に彼の自宅で音楽漁りと妄想にふけるのが習慣となった。
また、この友人が趣味にしていたのがラブクラフトやアーサー・マッケンという、かなり危険な幻想文学で、これらの作家群は19世紀末からのオカルト・ムーブメントの理解には良かったものの、ラブクラフトなどは読むと実際に異形のものが視覚化するなど、実害と言えるものもあった。

このような体験を共有していると、この友人がさして狂気に染まっているとも思えなくなり、平日の午後はジェファーソン・エアプレインからジミヘン、アイアン・バタフライ、ブルー・チアーなどなにか狂気じみた要素のある音楽ばかり聴いたりコピーしたりしていた。
これは無邪気にも、これらの音楽がドラッグ・カルチャーの申し子だなどいうことは知らなかったにも関わらず、正確に「選択」していたのは世紀末のオカルト・ムーブメントから派生した文学の影響であり、これは今考えて見れば、全く「正しい」道だったと言う他はない。

お互い、耳は良かったようなので手当たり次第に耳でコピーした曲を何時間も弾き続けて会話もしないような日々もあり、どういうわけか突然、鎌田君は譜面を書き出した。
それは何かと聞くと、「アーサー・マッケンに指令を受けた」ようなことを言い出す。
1頁めをなんとか私がベース、鎌田君がピアノで弾いてみると、なにか聴いたことのないような、少しELPに近いようなものだった。
この曲は、いつのまにか友人は数頁になるまで書いて完成させ、マッケンの著作中の人物である「サー・ボーデンハウゼン」という禍々しい名前になった。
このような日々が、半年ほど続き、似たようなプロセスで4曲ほどが完成したが、たしかにそのどれもが世紀末の幻想小説の色を備えていたし、鎌田君も私もなぜそうなったのかは正確にはよく分からなかった。
ただ、気が付くとそこに曲が出来ていて、それらはいままで誰も聴いたことが無い類のものだった。

既に、私たちは高校3年を終えようという年齢になり、しばらく一緒に当時はまだちらほらあった、キャバレーの箱バンというもので「修行」を積み、その間、それらの曲は寝かされていた。
その後、私がやはり大学に行こうとして、入学した大学は音楽が盛んであり、早速いろいろな軽音楽クラブを覗いてみたところ、ひときわ強力なオーラを放っていたのが、後の新月のドラマーの高橋君だったのだ。
勿論、私は直感的に彼とバッテリーを組むことを勝手に決めて、そのクラブに居付いたのだった。

高橋君は当時、なかなか派手なロックの王道を行きつつテクニカルなスタイルだと思っていたので、暖めていたオカルティックな長い組曲をやってみようとは、しばらく言い出せないでいた。
しかし、ある時なにかの折りにデモで録音していたカセットを聴いてもらうと、意外にもひどく気に入ってくれたので、早速鎌田君を大学に呼び、部室で練習しようということになった。
こういうときは、よくしたもので丁度手が空いているベーシストに、清水一登氏の友人だった桜井君がいて、
とうとう寝かせていた曲が実際のアンサンブルで演奏できることになった。

桜井君のドライブ感は、あまり日本人としては類型を見ないもので、少しロシア近代クラシックの風味だったスコアに独特のドライブを加味し、より素晴らしいものとなった。
彼のスタイルは、インプロ曲である"Triplet Colors"ではっきり聴くことができる。
この、鎌田、高橋、桜井、津田のユニットはそう長くは続けられなかったが、今思えば新月以前としては奇跡的なものであった。
このときの平均年齢は、22歳にはなっていなかったように思う。

Serenade

05 ちぎれた鎖 (詩・曲/北山真 曲/花本彰)

北山:原題は「絶望に架ける橋」というものだったが、あんまりなので今回変えた。記念すべきセレナーデのデビュー作(業界的にはデビューしていないが)。PFMを思わせるリフは花本によるもの。すでにシズオ(Bs.)のフレージングの非凡さが顕著に表れている。

花本:この曲は米軍基地の町福生の、俗にいう「ハウス」に住んでいた頃に作ったものだ。詩と歌メロ部分が北山、間奏が僕という変則的な曲作りは「回帰」と同様で、今聞き直してみると、他人のパーツをただ繋ぎ合わせるという責任所在の曖昧さがかえって良い方向に作用し、ほっとするようなおおらかさを醸し出している。追い込んでいない曲の良さとでも言おうか、アマチュアらしいと言ってしまえばそれまでだが…。ともあれ、二十歳前の青年たちの初々しい思いと福生という町の解放感がつまった一曲である。

高津:私がセレナーデに加入して最初にリハーサルを行ったのがこの曲と記憶している。そのメロディの美しさとピアノによる華麗なフレーズとの調和、それに「ちぎれた鎖を拾い集めて 再びひとつに 繋いでしまおう」と始まる歌詞に背筋が震え、圧倒された曲である。この曲を聴いた時に、私はこのバンドが日本一のクオリティを持つ存在である事を確信し、その一員になれた事に感動したのであった。そして中間部に奏でられる喩えようもなく美しいシンセリフ。終章近く、世界の崩壊を告げる一方で、再生の萌芽を暗示させるテーマが出現し、再びシンセの妙なる調べが希望への含みを残しつつフィナーレを迎える。
  この曲にはギターはあまり必要ないと判断し、必要最小限しか弾いていない…つもりだったが、これも聴き直して驚いた。随分と積極的に演奏に関わっているではないか。「回帰」でも聞かれる高津独特の擬似エコー奏法(笑)はさておき、シンセリフに絡む旋律の事である。そうだった。他の楽器とメロディラインがかぶらないように、と慎重に音を選び、構築していったのであった(やはり30年近く前の事、忘れている事は山ほどある)。そしてこの曲はセレナーデの代表曲と言ってよいと思う。この曲にはセレナーデのすべてが詰まっている。セレナーデとは何? の答えがこの「ちぎれた鎖」である。

06 回帰 (詩・曲/北山真 曲/花本彰)

北山:ものの5分で作った曲だが、人気が高い曲である。前半のやる気のない地声ボーカルは曲のシンプルさを強調したつもりだが…。最後に北山・高津がアーアーでハモるのは恥ずかしいが、そのあとの高津の白眉のギターソロで帳消しとなっている。メロトロンが単調なのはたぶん私が弾いているからであろう。

花本:マイナーコードの下降リフにメロトロン、プログレここに極まれりといった曲調だが、この曲で共有できる気持ちはとても大切なものだと思う。「わたしは此処に属していない」という圧倒的な孤独感と共に、「わたしはもっと大きなものに属している」という微かな希望にも出会えるからだ。

高津:この曲を一度でも聴いたことがある人は「これは高津のギターのために書かれた曲だ」と確信することだろう。しかし私が加入した時にはすでに出来上がっていた曲で、実際、私を加えたリハーサル時には、他のメンバーは隅々まで完璧に演奏できていた。…ということは私の前任者も演奏、少なくともリハーサルはしていたはずで、もし音源が残されているならぜひ聴いてみたい。もちろんギタリストによって全く違った表情を持つ曲になるはずだからである。
  この曲に於いてギターワークに一切注文はなく(それどころか、ソロ部分の長さはこれで良いか、短すぎないか、など気遣って聞いてくれた)、全く自由に弾いていいということであったし、私もこの曲に惚れ込んでいたので、インスピレーションの湧くままに、感情の全てを込めて弾くことができた。結果、ギタリスト高津の代表曲になっていると思う。また、他のギタリストによる演奏を聴いてみたい、と書いたが、一方で、私こそがこの曲の魅力を最大限に引き出せるギタリストであるとの自負もある。そうするとむしろ「この曲は高津のギターのために書かれた」と言い切って良いのかもしれない。傲慢とは思いつつも。
  そういえばこの曲のスコアを手渡され、リハーサルを始めた時に「まるで自分のために書かれた曲のようだ」との印象を覚え、武者震いしたのを思い出す。クレジットにはない(と思う)が、ボーカルのハモリは私である。実は、ギターに関してはベストプレイと思えるこの曲のテープ(音質はひどく、ミストーンも少なからずあるが)を最近発見し、時折聴き入っては、一人悦に入っているのだ。ムフフ。

 

07 終末 (曲/花本彰)

花本:メロトロンという楽器のすばらしさにつきる。20世紀最大の発明はエレキギターと、このメロトロンではなかろうか。

08 青い青空 (詩/北山真 曲/花本彰)

北山:ラグタイム風の軽快なピアノが始まると、あーこれは小品だなと普通誰もが思うが、そうは問屋がおろさない。リズム、テンポを変え、最後にはメロトロンまで入りやはり大作となってしまう。小松(Dr.)の小技が光る。

花本:いわゆる「できちゃった」曲。

高津:これは私が加入してから書かれた曲である。例によって花本君が突然「こういう曲が出来たので、歌詞を募集します」と言い放ち、北山君が確か1週間後(つまり次の練習日)に早くも詞を書き上げてきたと思う。「風の歌は続き 終わりのない夢を歌う 繰り返し…」と、メロディと絶妙にリンクしている歌詞には感心せざるを得なかった。おそらく初めて曲を聴いた時にはもうこのフレーズが浮かんでいたのだろうと思われる。
  これはそれまでの花本君のどのタイプの曲とも異なり(というより、音楽全体のどのジャンルに属するの?)、彼の超弩級に幅広な作曲能力に唖然とさせられたものである。そんな訳であるから、私としてはどんなふうにギターを弾いてよいものやら皆目見当がつかず、「えーい、これはもうジャズ風に弾くしかないでしょー」などと破れかぶれ、本能の赴くまま(苦笑)、いいかげんに弾いているのだが北山君はこの曲に於ける私のギターを「高津のベストプレイ」と言って憚らない。えええ? ホントーかああ??
  先日何十年ぶりにこの曲を聴いてビックリしたのだが、何と私はワウワウペダルを使用しているではないか! ワウを持っていた事すらすっかり忘れていたので、私の耳には実に新鮮に響いたのだった(大笑)。前述したが、この曲にも指定されたフレーズは殆んどなく、自由に弾かさせてもらった。新月に於いてはこの曲のようなフレーバーは失われており、ここで感じられる解放感がセレナーデの特性のひとつとなっている。つまり片隅にでも常に青空は見えているのだ。

 

09 殺意への船出パート1 (詩/北山真 曲/花本彰)

北山:最も古い北山/花本作品のひとつ。冒頭の歌詞に注目。いきなり「夜」、「海」、「星」という三大モチーフが登場する。これに「雪」が加わると新月。珍らしくシャウトしてます。最後の最後にピアノのバックに聞こえるのはジュディガーランドだったか?

高津:パート2と同じく北山+花本作の緩急に富んだ曲を清生・小松の鉄壁のリズムセクションが支え、高津のギターが絡む、という典型的なカタチのセレナーデサウンドである(この曲に関して私は大して貢献していないのだが)。このタイプの曲に特化したのが新月であり、セレナーデは母胎というよりは本隊、新月は別働隊と言えるのである。がははは(そ、そんなあなたランボーな!)。
それはともかく、花本君の斬新、かつリズムの起伏に富んだ曲とアレンジは言うに及ばずだが、北山の詞の外にある壮大な物語に想像をこらしてほしい。これは私の想像だが、北山にとっておそらくこの曲は、彼の頭の中にある大長編スペース・オペラの中の一挿入曲なのだと思う。それは当然パート2へと流れてゆき、さらに露にされるのだが、それはまだほんの序章にすぎないのかもしれない。
  しかしこの曲に於いても花本の作曲が先のはずで、それに着想を得てストーリーを思いついたのか、物語が既に北山の中にあったのかは定かでない。どちらにしても花本・北山双方の才能が互いを刺激し、理想的に機能していたのは間違いない。それがセレナーデだったのだ。

10 回帰〜鬼 (曲/花本彰)

花本:聞いていただいた通り、「鬼」の最初のモチーフは間奏部分だった。すべてはこのモチーフから始まったのだ。

TOP

 
   
  box5 DISC 5

インカなど

01 マルデクの残滓 (曲/津田治彦)

津田:マルデュークとは、かつて太陽系にあり、破壊されて今の小惑星帯になったとされる第5惑星のこと。ある種の人類の故郷でもあると言われている。

花本:劇団インカ帝国の戯曲用に書き下ろされたもの。テリエ・リピダルもまっ青の有機的なギターが聞ける。彼は真っ当なギターフレーズには興味がないらしい。

02 竹光る (曲/花本彰)

花本:この曲も元々はインカ用の曲。いつか歌入りでちゃんと録音したいと未だに思っている。竹という植物も不思議な生命体だ。霊的なものを封じる力があるとも聞いた。

03 浪漫風 (曲/花本彰)

花本:これまたインカ。マンドリンのような音は1/2のスピードにしたテープレコーダーに入れたギターの音を倍速で再生したもの。アナログやのう。

04 ブルー (曲/北山真)

花本:インカ。北山のソングセンスが光る。彼にしてはめずらしく、インストのくせに最後までまじめを通している。劇伴だからか。

05 あかねさす (詩/額田王・伊野万太 曲/北山真)

北山:劇団インカ帝国の芝居の挿入歌。土肥有美子さん扮する額田王が1000年の時を経て棺より出で、これを歌うという感動のシーン。私のつたないアコースティックギターが、逆に良い味を出しているかもしれない。メロトロンはもちろん花本。「光るさざなみ」バージョンでは、れいちさんと私のデュエットが聞けます。

06 海からの手紙 (曲/花本彰)

花本:これは単なるモチーフのメモなのだが、何回聞いても聞き飽きないので、ひょっとして名曲なのかなと。

07 ファーム (曲/花本彰)

花本:「海からの手紙」といい、この曲といい、大地を両足でしっかりと踏みしめるような曲が書けないのはなぜだろう。地に足がついていない生活をしているからかもしれない。

08 最初で最後の戦い(ジェルバーナのテーマ)(詩・曲/北山真)

北山:劇団インカ帝国の時任顕示の当たり役、ジェルバーナのテーマ曲として作ったものに、あとで歌詞をつけた。ジェルバーナと歌詞の内容はまったく無関係。まさかこの歌詞の内容をストレートにとる人はいないと思うが、念のために皮肉であることをお伝えしておこう。「週末の終末」と同じ手法(?)である。

新月

09 新幹線 (詩/北山真 曲/花本彰)

北山:新月晩年の名作。たったこの2分間のために、このCDを買っても損はないと真剣に思う。曲は花本の作品中最もポップなものであろう。ボーカルも新月唱法ではじまり「缶ビール」の部分で地声に変化するあたりが聞き所と言わせていただく。「とじこめて…」の一節は私の歌詞の中でも最も好きなフレーズのひとつ。予定としては武道館、新幹線とくればあとは「東京タワー」で、得意の三部作の完成となる。(新月的には二重橋か?)

10 最後の朝ごはん (詩/北山真 曲/花本彰) 

北山:新月名義でもっとも最後に録音したものと思われる、まさに白鳥の歌。コーダで津田が鎮魂歌を奏でる。歌詞はやはり終末もの。「ちぎれた鎖」から10数年、人間はそう変わるものではない。

11 武道館 (詩・曲/北山真)

花本:北山の三大名曲のうちの一曲。すでに彼のソロアルバムをお持ちの方はソロアレンジと新月アレンジの違いをお楽しみいただけると思う。それにしても北山は自作の歌は本当にうまい。

12 赤い砂漠 (詩/北山真 曲/津田治彦) 

北山:いまだに津田が作ったことが信じられないストレートな曲。私の歌詞もめずらしくラブソングっぽいものとなっている。タイトルはミケランジェロ・アントニオーニの映画。タイトルをパクッたのもこの一曲だけだろう。

その他のセッション

13 AMEBA (曲/小久保隆 ベース/鈴木清生 演奏/TAPESTRY)

小久保:鈴木くんと高橋くんは新月を脱退後、しばらくの間、僕のいくつかのユニットでプレイしてくれています。この曲もその中の一曲で鈴木くんがベースで参加。この時期(1983年から85年)僕はフェアライトCMIにはまっていて、タイコは全部CMI。だから残念ながら高橋くんは参加してません。CMIの無機的で攻撃的なベースと自由奔放な鈴木ベースの絡みが聴き所。

14 海にとけこんで (詩・歌 /北山真 曲/高津昌之) 

北山:なんとあの音楽評論家の伊藤政則氏のために書き下ろしたもの。新月唱法の極地で歌っている。ちなみに溶ける、滑る、眠るは動詞の三大モチーフ。

高津:これは確か1980年か1981年の8月の録音である。伊藤氏とはセレナーデ後に知り合い、彼のバンドに加わった(ライブも数回行った)縁で声がかかり、この日の録音となった。録音まで日にちがないうえに、3曲書かねばならなかったので作詞まで手が回らず、1曲(「吸血鬼伝説」)は伊藤氏自身に、この曲は北山君に作詞を依頼することとなった(1曲はボツに)。で、この日は文京区音羽にあるキングレコードでの録音だったが、伊藤氏はロンドン取材のため不在で、急遽その場にいた作詞者が仮歌を入れることになったもの。
曲の出来としてはまあまあ良かったかな、とは思うが自分の曲であるのにギターがうまく弾けず、情けない思いをした事を思い出す。レコーディングメンバーは私が招集し、ピアノ演奏とオーケストラアレンジに花本、ドラムスが小松博吉(セレナーデ)、ベースが阿久津徹(元破天荒etc.伊藤氏と私の橋渡し役)というラインナップである。 なので正確にはセレナーデではなく、高津昌之グループといったところであろうか。尚、この曲は現在の私のグループ、Harmishのレパートリーともなっている。

15 ヒロトウビ (広島県東部美容専門学校校歌  詩・曲/花本彰 歌/上野洋子)

花本:美容師である母の関係でこの曲の依頼のあり、生徒が毎朝歌うことを想定して作った校歌。
実はこれは二作目である。上野さんのクリスタルヴォイスが早朝の清らかな風を運んでくれる。

TOP

 
   
  box6 DISC 6 (DVD)

01 鬼
02 せめて今宵は
03 2005年リハーサル風景

花本:ビクターにお願いしてビデオのマスターテープを捜していただいたのだが、30年近く前の、しかもただの販促テープなのでさすがに無理だった。しかしひょんなことから店頭用のVHSテープが見つかり、ここに日の目をみることとなった。元の作品を素材にしつつ、ひとつの作品としての鑑賞にも耐えうるように再編集をさせていただいた。ちなみに「せめて今宵は」で見られる家々の灯りはレバノンのベイルートのそれである。現在の僕たちの老いさらばえた姿もしっかりと入れた。これからの表現活動の予告編と思っていただきたい。

TOP  

 
   
  赤い目の鏡 赤い目の鏡:ライブ'79/新月

発売年 1994年
発売元 MARQUEE
販売元 BELLE ANTIQUE

これもファーストアルバムの発売記念ライブだが、音源は客席で録音したカセットテープ。
曲順はライブ通りであるが最後の曲「せめて今宵は」が収録時間の関係でカットされている。

01 鬼 (詩・曲/花本彰)
02 朝の向こう側 (詩・曲/津田治彦)
03 発熱の街角 (詩・曲/北山真)
04 雨上がりの昼下がり (詩/北山真 曲/花本彰)
05 白唇 (詩/津田治彦 曲/津田治彦・花本彰)
06 不意の旅立ち (詩・曲/花本彰)
07 少女は帰れない (詩・曲/花本彰)
08 赤い目の鏡 (詩/花本彰 曲/津田治彦)
09 殺意への船出Part2 (詩/北山真 曲/花本彰)
10 科学の夜 (詩/北山真 曲/花本彰)

TOP 

   
  科学の夜 科学の夜/セレナーデ~新月

発売年 1995年
発売元 MARQUEE
販売元 BELLE ANTIQUE

新月の前身バンドのひとつセレナーデ(Serenade)のカセットデモと新月のライブカセット、
そして劇団インカ帝国への提供曲をカップリングしたもの。

セレナーデ

01 甦る記憶 (曲/花本彰)
02 回帰-パート1(回帰と同曲) (詩/北山真 曲/北山真・花本彰)
03 回帰-パート2(回帰~鬼と同曲) (曲/花本彰)
04 殺意への船出パート2 (詩/北山真 曲/花本彰)
05 終末 (曲/花本彰)

新月

06 砂金の渦 (詩/北山真 曲/花本彰)
07 島へ帰ろう (詩/北山真 曲/花本彰)
08 パパと一緒に (詩・曲/花本彰)
09 せめて今宵は (詩/北山真 曲/花本彰)

劇団インカ帝国への提供曲

10 竹光る (詩・曲/花本彰)
11 茜さす(あかねさすと同曲) (詩/額田王・伊野万太 曲/北山真)
12 浪漫風 (曲/花本彰)
13 まぼろし (曲/津田治彦)

TOP 

北山真 with 新●月プロジェクト
  光るさざ波 光るさざなみ/北山真 with 新●月プロジェクト

発売年 1998年
発売元 MARQUEE
販売元 AVALON MUSEA

北山真のソロ第1弾。選曲は新月時代のものを中心になされており
「ベスト・オブ・北山」的要素が強い。生楽器を多用した室内楽ロック。

01 武道館 (詩・曲/北山真)
02 ブルー (詩・曲/北山真)
03 何も考えてない歌はやめて (詩・曲/北山真)
04 ブーツのかかと (詩・曲/北山真)
05 週末の終末 (詩・曲/北山真)
06 あかねさす (詩/額田王 曲/北山真)
07 石の心 (曲/北山真)
08 光るさざなみ (詩・曲/北山真)

TOP 

北山真    
  動物界の知嚢 動物界の智嚢/北山真

発売年 2004年 (オリジナルカセットテープの発売は1982年)
発売元 POSEIDON
販売元 POSEIDON

北山真の個人レーベル「SNOW」から発表されたギター曲集。
おかしくも哀れな生き物たちを飄々と描く。傑作かもしれない。

01 狂犬 (曲/北山真)
02 てふざめ (曲/北山真)
03 眠れるきうい (曲/北山真)
04 はんめう (曲/北山真)
05 てんじくねずみ (曲/北山真)
06 かばの乾肉 (曲/北山真)
07 くまのゐ (曲/北山真)
08 どぢゃうとたぬき (曲/北山真)
09 ごまふあざらし (曲/北山真)
10 さあかすのざう (曲/北山真)
11 かつをのゑぼし (曲/北山真)
12 ごくらくてう (曲/北山真)
13 らくだの悲嘆 (曲/北山真)
14 へびのしっぽ (曲/北山真)
15 たかあしがに (曲/北山真)
16 まなたす (曲/北山真)

オマケ
17 端境期
18 光るさざなみ(原曲)

TOP 

PHONOGENIX    
  metagaia METAGAIA/PHONOGENIX

発売年 2005年
発売元 POSEIDON
販売元 POSEIDON MUSEA

津田治彦が1990年代にPHONOGENIX名義で作った曲をまとめたもの。
エスニックなリズムとゆるやかな旋律で意識の旅をうながす。

01 DIVINITY RISING (曲/津田治彦)  
02 COSMO-SPHERE (曲/津田治彦)  
03 THE STAR OF D.O.G (曲/津田治彦)  
04 PSYCHE OF CLOUD (曲/津田治彦)  
05 THE CONFIGURATION DANCE (曲/津田治彦)  
06 A SIGNAL GLOWS IN THE DARK (曲/津田治彦)  
07 HOME (曲/津田治彦)  
08 WATER HARP (曲/津田治彦)

TOP   

文学バンド    
  文学バンド 文学ノススメ/文学バンド

発売年 2004年 (オリジナルカセットテープの発売は1983年)
発売元 POSEIDON
販売元 POSEIDON

劇団インカ帝国のふたり、時任顕示と小熊一実を中心に結成されたユニット
「文学バンド」の、文字通り日本文学を素材にした楽曲集。特に07は聞きもの。

01 山月記 (詩/小熊一実 曲/花本彰)
02 箱男 (詩/時任顕示 曲/北山真)
03 桜の森の満開の下で (詩/小熊一実 曲/北山真)
04 死者の奢り (詩/時任顕示 曲/北山真)
05 愛の渇き (詩/小熊一実 曲/北山真)
06 少年愛の美学 (詩/小熊一実 曲/北山真)
07 わが解体 (詩/時任顕示・小熊一実・北山真・伊野万太 曲/北山真・花本彰)

ボーナストラック
08 山月記(オルタナティブバージョン)
09 愛の渇き(デモテイク)
10 桜の森の満開の下で(カラオケバージョン)

TOP